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経皮的卵円孔開存閉鎖術を開始しました。

当院では、「経皮的卵円孔開存閉鎖術」を2026年9月より開始しました。

●卵円孔開存(PFO)とは

胎児の心臓には、左右の心房(心臓の上側にある部屋)の間に「卵円孔」という小さな通り道があります。これは胎児のときには必要な構造で、通常は生まれた後に自然に閉じます。生後もこの通り道が閉じずに残っていることがあり、これを卵円孔開存(PFO:Patent Foramen Ovale)と呼びます。PFOは成人の約4人に1人にみられますが、PFOがあるだけでは治療が必要になるわけではありません。

●PFOと脳梗塞の関係

原因不明の脳梗塞において、PFOが関与していることが報告されています。下肢などの静脈にできた小さな血栓がPFOを通過して動脈系に流れることで、脳梗塞などの塞栓症を引き起こすと考えられています。

●カテーテルによるPFO閉鎖術

これまでに原因不明の脳梗塞を起こした方の中で、PFOが脳梗塞の原因となった可能性が高いと考えられる場合などに治療が検討されます。

足の付け根の血管から細いカテーテルを心臓まで進め、カテーテルを通して専用の閉鎖デバイスをPFOに留置します。これにより、心房間の通り道を閉じ、血栓が心臓の右側から左側へ通り抜けるのを防ぎ、脳梗塞の再発を予防します。